団体予約のグラウンドゴルフが毎回ドタバタな理由
三保高原は標高430m。
天然芝のグラウンドから見上げる空は高く、そして広い!
秋晴れの一日、グラウンドゴルフを楽しみに訪れたシニアの方々も楽しそう。
プレーを楽しんだ後の昼食も楽しみのひとつ。
「グラウンドゴルフ日帰りプラン」は20名様以上で送迎付き。
人気の「季節の和定食コース」は、
季節のうどん、炊き込みご飯、天ぷら、煮物、刺し身、甘味などがセットになって
量も丁度いい。
「天ぷらが揚げたてでおいしい」
「うどんがアツアツでおいしい」
ほぼ全てのお客様に喜んでいただいている「季節の和定食コース」ですが、
その蔭には、どんなにドタバタしようと絶対に曲げない、料理長のポリシーがあります。
■スタッフ総出で取り掛かるチームワーク
外食に出かけて、温かいはずの料理が半分冷めて出される。
麺類のだしがちょっとぬるい。
注文する前に揚げたのではと思うほど天ぷらが冷めている。
料理を作る仕事の人は、食べることも仕事のうち。
自分がお客さんの立場になった時、「おいしい」と思える物をお客さんに出す。
温かいものが冷めたらおいしくない。
冷たいものが温まってしまったらおいしさは半減。
食事へのこだわり、タイミングへのこだわりが一番のサービス。
そんな料理長のポリシーを支えるべく、
お客様においしく食べていただけるよう、スタッフ総出で取り掛かります。
フロントとレストラン合わせても3人~5人の少数精鋭なので、
あたふたしないよう、役割分担を明確にして、
それぞれの役割に不意に穴が空いたら、必ず誰かがそこを補います。
午前中のゲーム数、その後の集計や表彰式の有無、
乾杯のビールの本数などを前もって把握しておくのは最低限。
8ホールで1ゲーム、所要時間は約30分。
3ゲームの予定だと休憩を入れてだいたい終わり予定はこの時間かな・・・
ゲームの終盤で一度グラウンドをのぞき、進行状況を確認。
戻って調理場で待ち構えている料理長に、食事の予定時間を正確に伝えなければいけない。
「お昼は12時頃でええよ~」
お客様はそう言われても、なかなかその通りにはいかないので、
料理長に「予定時間は12時です」
とそのまま伝えられない。
「表彰式はそうじゃな~、10分もあれば終わるじゃろ~」
と言っても、ここからが難しい。
「10分ぐらい」のはずが、集計に手間取って表彰が30分近くかかったり、
かと思うと、グラウンドで集計を済ませ、
レストランに戻っての表彰があっという間に終わってしまい、
大急ぎで配膳したり。
団体によってペースもやり方も違うので、時間を読むのが実は本当に難しいのです。
■裏方のドタバタはお客さんへのサービスにつながる
炊き込みご飯が並んだらお客さんが着席。
天ぷら、うどんは出来立てを食べていただけるよう、必ず着席後。
炊き込みご飯 ⇒ 天ぷら ⇒ うどん と、
流れるように出さなければならないので、
主に一人でこなす料理長は、レストランのスタッフと共に分刻みの戦いです。
配膳はフロントのスタッフも手伝って、やっと完了。
表彰などが長引いて食事予定の時間が大幅に遅れると、
レストランのカウンターで待機するスタッフは気が気じゃない・・・
最後のうどんを配膳し終わると、(ほ~~~!)と緊張が緩みます。
それでも、順番に運ばれる料理に、
「ここは天ぷらを後で出してくれるのね~。
この前行ったところは座る前にもう天ぷらが並んでたわ~」
「あら、まだうどんがあるの?んま~、すごいご馳走!」
「あ~、ぬくーて(温かくて)うまいなあ!
お姉さん、熱燗もう1本つけてな」
そんなお客様の声を聞くたび、
きょうもドタバタしたけど、喜んでもらえてよかった~と思います。
おいしいものは豪華な食材のことではない。
食べてくれる人のタイミングに合わせて出す料理が、一番おいしい。
自分がおいしくないと思うような料理の出し方はしない。
そんな愚直なまでのスタイルの料理長は、
調理場の仕事が一段落すると、白衣から作業着に着替え、
きょうもグラウンドの芝刈りや施設の草刈り、修繕など、
あらゆる作業に出かけていくのでした。
■マイクロバスで送迎します。
お一人3,400円の「グラウンドゴルフ日帰りプラン」で忘年会・新年会を兼ねて。
⇒ http://www.romanze.jp/golfp/