おかやまマラソンの何が人を惹きつけるのか?

64680_1_1240_0_1

「まさか自分がフルマラソンに出るとは思っていなかったんです」

スタッフのA君が「おかやまマラソン」に出場すると聞いて、
スタッフの間では大いに盛り上がったこの数日間。

「出るんだってな~。頑張られ~よ!(頑張れよ)」
「参加賞に備前焼のメダルもらえるの?見せてな!」

そんな声援を方々から掛けられていたA君ですが、
これまで3kmと10kmの大会に出ること2回、42km余りのフルマラソンは初めてのチャレンジ。
「完走が目標です!」
と力を込めていました。

■オールおかやまでのおもてなし

A君がマラソンを始めたきっかけは健康管理。
手軽にできるからと友人に勧められ、続けること5年。

第2回目の開催となる今年、応募者多数で抽選となった中、
ラッキーにもエントリーできたそうです。

16,000人の参加者の半数が県外からで、
遠く北海道からの参加や、海外からのエントリーもあるとか。

市民マラソンは各地で開催されていますが、
おかやまマラソンは制限タイムも割とゆっくりで、
42km余りを6時間以内で完走するのが目安だそうです。

いくつかの区画で制限タイムがあり、その時間内で走れないと失格に。
長いコースの中に、そんなふうにハードルがあるんですね。

4.5kmのファンランとフルマラソンのどちらかのエントリーのみで、
参加しやすいというのも人気の理由とか。

第1回の昨年、参加者にとても好評だったのが、
4,000人以上のボランティアの献身的な働きと、
13万4000人の沿道からの声援だったそうです。

「市街地から田園地帯へと変わっても人が途切れることがない。
こんなに延々と応援が続く大会はないって、
参加者の皆さんが本当に喜んでいました」

岡山市出身の五輪メダリスト、有森裕子さんも絶賛。
有森さんは今年もゲストランナーとして、フルマラソンを走るそうですよ。

参加者にとってはコースの景観も楽しみのひとつ。
車とは違う目線で眺める岡山は、
市民の人達にとっても新鮮に映るはず。

旭川、岡山城、後楽園、田園風景、児島半島の山々、岡南大橋からの素晴らしい眺め・・・
紅葉深まるコースを走り、
「いい街、いいコースだな」
と、有森さんは感じたそうです。

国際マラソンのようなレースではないから、ウェアも様々。
桃太郎や鬼のコスチュームのランナーがいたりして、リラックスムード満点。

そして、ユニークなおもてなし給食も好評です。
岡山ならではのきび団子や白桃ゼリーをはじめ、ラーメンや果物など多彩。
塩分補給に千両なす浅漬けを出したり、
きび団子などはランナーが走りながら取りやすいようにと、
ボランティアの人達があれこれ考えたり。

前日と当日には「おかやまマラソンEXPO」のイベントが岡山県総合グラウンドで開催され、
ステージやグルメを楽しめます。

みんなで楽しむ「お祭り」のようなそんな雰囲気が、
「おかやまマラソン」の人気の秘密のようです。

20151111225150135

■ひとりひとりが主人公

おかやまマラソンのゴールが陸上競技場というのも、
「競技したんだ!」という実感があって、
ランナーにとっては特別うれしいものだとか。

記録を追求する人、完走を目指す人、フルマラソンに初挑戦する人。
アスリートの大会とは違い、目的は様々でも、
ゴールした人にしかわからない達成感が、ゴールの先にあるのでしょう。

走る人、応援する人、ボランティアとして支える人。
ひとりひとりが主人公の、岡山の一大イベント。

TVのニュースなどで見ていると、
何だか楽しそうで自分も走ってみたくなるような大会ですね。
いやいや、とてもとても走れそうもないので、
ボランティアで参加してみたいな。

「きび団子ですよ~~!がんばって~~!!」
なんて、おせっかいおばさん全開で(笑)

きっと、何かを頑張る人を応援するのは、たくさん元気をもらえます。
自分も何かで頑張ろうという、そんな気持ちになりますね。

何回目かのおかやまマラソンには、ぜひボランティアで参加しよう!
と、今から張り切っています。

昨年は雨上がりの空模様でしたが、
きょうは秋晴れ。気温も高くなっています。

晩秋の岡山を走って、応援して、
岡山を再発見するような大会になってくれるといいですね。

備前焼のメダルをA君に見せてもらうのを楽しみにしつつ、
三保高原からもおかやまマラソンを応援しています!

■マラソンの後は、せっかく岡山に来たから色々観光してみたい
 ⇒ http://www.romanze.jp/kanko/


人気ブログランキングへ

One Response to “おかやまマラソンの何が人を惹きつけるのか?”

サブコンテンツ

このページの先頭へ